はじまりは、畑に取り残された
じゃがいもから
北大東島の特産品のひとつであるじゃがいもは県内外から高い評価があり高値で取引されています。しかし市場で好まれにくい小さなサイズのじゃがいもは輸送費や人手不足の面から、規格外として全体の約15%が自家消費や廃棄とされていました。そんな規格外となってしまったじゃがいもを何とかしたいという想いから、常温で長期保存が可能な「じゃがいも焼酎」を製造することになりました。
農家の人手不足を救った援農隊
焼酎の原材料である規格外のじゃがいもを、収穫・加工する際に課題となったのは農家の人手不足でした。そんな時、力となってくれたのが障がいをもつ方々で結成された援農隊でした。収穫作業での援農隊の活躍は、多くの農家の方々に喜ばれ、障がいをもつ方々の就労支援も含めた仕組みづくりの検討へとつながりました。
じゃがいも焼酎がつないだ沖縄と北海道
約40年前、東京で一緒に酒造りを学んだ縁が、北海道と沖縄を結びました。ひとりは南で泡盛を、もうひとりは北で焼酎を造り続けていましたが、じゃがいも焼酎造りを学びに北海道へ訪ねることになりました。その学びがぽてちゅうのヒントへとつながりました。
たくさんの想いがつながって、
「ぽてちゅう」誕生
小さな島の小さなじゃがいもは、たくさんの人の手によって本格焼酎「ぽてちゅう」へと生まれ変わりました。人々の思いがつまった「ぽてちゅう」で、思わず心も「ぽっ」となるようなひと時をお楽しみください。